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圧倒的存在感のG・ピレニーズ
中村信哉の苦悩 〜固定概念〜
絶滅危惧種







こんにちは。“絶滅危惧種”の中村です。

グレートピレニーズ(以下G・ピレニーズと表記)をご存じ
だと思います。40代以上の方々は昔NHKだったと思う
のですが“名犬ジョリィ”というアニメを放映していたの
を覚えてる方もいるかと思います。

主人公の少年セバスチャンがG・ピレニーズのジョリィと
母を捜しに旅に出るという物語です。

このグレートピレニーズという犬種、私いろんな意味で
好きなんです。

白くてふわふわ、ゆったりとした動作でおとなしそう。子
供には大人気の犬種かも知れません。

いろんな意味で好きと言ったのはまず内に秘めたるその
凶暴性。けっこう激しいので咬まれたら十数針縫うのは
覚悟しなければならない。実際激しく咬まれ大けがをした
訓練士もいる。

その凶暴性とは裏腹に訓練がよく入るのがこの犬の魅力。
ほとんどの人がその巨体と普段のゆったり感から動作が鈍くてきびきび動くとは思わないらしい。

実際、訓練競技会に行っても出陳はまずしていないし、出陳していてもノロノロトロトロかったるそうに動いている。

ユーチューブで流れてるこの犬種の訓練風景を見てもやはり機敏にさくさく動いてはいない。

ところがこの犬種、訓練の仕方によっては走るし俊敏に動くし、その辺の使役犬に勝るとも劣らない動作をする。多少、訓練の開始時期やその犬の訓練性能などの条件も関わってくるがそれほど影響なし。問題は“固定概念”を捨てること。

巨体=動きが鈍い、グレートピレニーズ=使役犬ではないなどの“固定概念”が邪魔をする。その“固定概念”を持ったまま他の犬種の如く訓練を進めていくと犬の作業意欲はみるみる落ちていき、ノロノロトロトロ動く何の魅力もないG・ピレニーズになっていくのである。

この犬種は食欲や持来欲(物をもってくる欲)があまり強くないのでご褒美やおもちゃなどを使って作業意欲を駆り立てることができない。かといって褒め言葉に反応してしっぽをぶんぶん振って喜びを表現するほどノリのいい犬種でもない。そうすると必然的に動作が緩慢な犬になっていってしまうのである。ヨーロッパ式訓練などで用いられるボールやエサを使った訓練ではとても訓練できないのである。

ところがこの犬種を動作の機敏な犬に変える方法がある。

訓練開始からまるまる2〜3ヶ月、マテを一切教えず来る日も来る日も走りまくるのである。自転車運動はあぶないのでNG!走って走って走りまくるのである。

「えっ?そんなことしたら引っ張る犬になるんじゃないの?」

誰も引っ張らせるとは言っていない。犬は走ることによって気分がハイになり作業意欲が高まることが多く、機敏性が増すのである。方向を変える時も機敏性をキープしたままリードを上手く操作し、意欲が落ちないように方向を変える。大きな円運動がお勧めである。ずーっと走り続ける必要もない。もちろん止まるのはOK。人が走り出したら犬も走り出す習慣をつけていくのである。それを犬がやや疲れ始めたところで訓練終了。それを2〜3ヶ月繰り返せば人の動作に俊敏に反応するようになってくる。

それからスワレやフセなど、マテなどの動作を止める課目を教えていく。座った後に走る。伏せた後に走る。マテは走った後に教えるのがベスト。

そんな感じでおこなっていくと競技会でしっぽを振ってきびきびと人の横を歩き、招呼の時は走って指導手の下にやってくる、イメージとはまったく違うG・ピレニーズができあがる。

大半の訓練士が脚側行進(人の横について歩くこと、引っ張らないこと)→スワレ→フセ→マテのように動作を止める課目から教えていく。それはちょっとやそっとじゃ動作が緩慢にならない活動的な犬におこなうこと。巨体の超大型犬はすぐに疲れるのでまずは基礎体力を養うことが最優先。たったこれだけの事で同じ6ヶ月間の訓練でも前述の手順で訓練したG・ピレニーズと後述の手順で訓練したG・ピレニーズとでは月とすっぽんのような開きが出る。走ることを教えるだけでスワレやフセ、招呼にもその動きは派生し訓練全体が魅力のあるものになる。

アニメの名犬ジョリィの動きはまさに俊敏そのもの。子供の頃にアニメで見たジョリィの動きをイメージしながらつねに訓練していた。成せば成るものである。

イメージを膨らませるのは効果があるが“固定概念”に囚われてはあまり効果がないようだ・・・。

さて次回はG・ピレニーズの凶暴性について語ろうか・・・


絶滅危惧種:中村信哉は危機に瀕しながらも今日も咬みつくわんこを見守る


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